獣医師のみなさまへ
よくあるペットの飼い主さんとのトラブルケース

- ペットが治療中に亡くなり、責任問題を問われている
- 改善が見られないことを理由に、治療費を支払ってくれない
- クレームの電話が毎日かかってきて、業務に集中できない
- ペットを預けたまま、いつまでたっても引き取りに来ない
- 寿命のため衰弱していたのに、医療ミスだと訴えられた

弁護士へ依頼するメリット
ペットは話すことができませんから、どこが悪いのかを直接訴えてはくれません。また、人間と比較して寿命が短いため、もともと亡くなる確率は高いのです。飼い主は、子ども以上に愛着を感じているケースも多く、人一倍ナーバスになっていることでしょう。
こうした状況で対応を誤ると、感情の争いに発展してしまい、問題解決が難しくなるでしょう。金銭的な解決を図ろうとしても、人間の場合より格段に低額なため、なかなか飼い主の納得が得られないのです。また、一時的な合意を口頭だけで結んだとしても、次から次へとエスカレートしていく危険性があります。
こうしたペットトラブルに精通した弁護士にご依頼いただければ、必要な対応を弁護士側で行いますので、本来の獣医師業務に集中することができます。当事務所は、県の獣医師会の顧問弁護士をしていることから、多数のペットトラブルを処理しています。事案に応じた適切なサポートをお約束いたします。
契約書(診療契約)の重要性
ペットの治療においては、一般的には保険が利用されていません。このため、治療費が高額になり、支払いが滞るケースが散見されます。催促をしようにも、連絡先に名前と携帯電話しか記載されていないと、いわゆる「泣き寝入り」の状態に陥ってしまいます。
また、ひどい飼い主になると、ペットを預けっぱなしにして放置する方もいます。
これらを防ぐには、事前に契約書を結ぶのが有効です。単に支払いを確約させるだけでなく、医療機関の責任範囲を明確にすることで、万が一の場合でもクレームを防ぐことが可能になります。ぜひ当事務所までお問い合わせください。
治療契約書のメリット
1.医師と飼い主双方の合意が形に残る
「聞いていない」「そんなことを頼んだ覚えはない」などの食い違いを防ぎ、説明責任を果たすことで、余計なトラブルを回避します。
2.支払いを確実に行ってもらいやすくなります。
ときに、支払を行わない飼い主の方がおられます。事前の契約書を充実させることで、支払を確実に行ってもらいやすくなります。
3.不利益を被らないような項目を記載できます
獣医師の免責事項や、権利義務を明確にできます。また、ペットの置き去りのときの処置も予め明記することで、そうした事態にも対処することが容易になります。